スイスの老舗時計メーカー、ショパール(Louise Ulysse Chopard)
の銀懐中時計です。約120年程前の大変古い懐中時計です。
巻上げはカギによる手巻き式です。
ケース裏蓋を開けますとカギの差し込み口
が2つあり、中央の差し込み口は時刻合わせ。
右斜め下の差し込み口はバネの巻上げを行います。
ケースの素材は銀(中蓋除く)です。
銀独特の銀白色の金属光沢の輝きは素晴らしく
高級感あります。
文字盤は貴重な陶製です。
陶製の光沢は鮮やかで目を引きます。
特筆すべきは文字盤にヘアラインがないこと
ではないでしょうか。大変貴重だと思います。
一般的にですがヘアラインは
作られた時に入っていたであろうと思われる物や
長い年月の間に入ってしまうものもあり、
陶器の茶碗や湯のみと同じ陶器であるため
長い年月の間にヘアラインが入ることはごく一般的
と聞きます。
日本の四季のある気候で、今の状態を維持
できるのでしょうか…
文字盤のインデックスはシンプルで見やすい
ローマ数字を採用し、
高級感あふれる手の込んだ
金色の針とよくあっていると思います。
中央上部に書かれている[Bikupan]は
19世紀、スカンジナビア市場のための
ショパールのリブランド名と聞きます。
Bikupanはスウェーデン語の単語、[ハイブ]
蜂の家を意味しているそうです。
重量は87グラムと、重量感あります。
ムーブメントシリアルナンバーは4桁台の
[3845]と貴重なのではないでしょうか。
裏を返せば彫刻が施されています。
少し荒い感じもする彫刻、暖かみを感じる彫刻、
手彫りでしょうか。
素晴らしいデザインだと思います。
ショパールの銀製懐中時計、ヘアラインなし、
ムーブメントナンバーは4桁台と
レアなお品物なのではないでしょうか。
全体的に状態が良好であり、
文字盤の光沢も素晴らしく、高級感漂う懐中時計、
この機会にコレクションに如何ですか。
ショパール(Louise Ulysse Chopard)
1860年、ルイユリス・ショパールがジュラ山脈に設けた
工房が始まりとされています。
ルイユリス・ショパールのアルファベットを用いた
「L.U.C」を文字盤に記した時計は、ヨーロッパなどで人気を博しました。
1937年に本拠地をジュネーブにを移転し、国際的な高級時計メーカーとして
ビジネスを展開するようになります。
ショパール(Louise Ulysse Chopard) 銀懐中時計(0.800) ヘアライン無
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